建築コストの削減

マスターシステムにおいても、現在の主流となりつつある木造建築構造材のプレカットを採用し、職人の不足・工期の短縮・建築コストの削減に対応します。
自社で加工設備を設ける場合も加工が単純化されているので、在来工法用の加工機に比べ、はるかに小規模でかつ大きな成果を得ることができます。横架材（土台・梁）への加工は、スリットとボーリング加工だけに単純化しているので精密で強度に優れ、そのうえ加工に関わるコストを下げることができます。

優れた耐震性能

マスターシステムでは、構造材にJAS認定構造用集成材または人工乾燥無垢材を使用。接合部には欠けこみ欠損を極力少なくするための金物を開発いたしました。
柱と横架材、横架材と横架材はもちろん、柱と土台・梁（横架材）と筋交の3点を1つの金物で緊結しますので、金物や木材が破壊しない限りは離れず、木材本来の性能を発揮することができます。

火災時の安全性

火災の時、鉄は炎により短時間で温度が上がり変形してしまいます。木材はある程度の断面積があれば、表面が燃えても炭化膜ができるため酸素の供給が減り、燃焼の進行が遅くなるので短時間で崩れることはありません。
その間に避難や消火のための時間を確保することができます。これは木材の優れた特長のひとつです。マスターシステムでは金物に直接炎に当たらないように木材の中へ埋め込んでいますが、大事な箇所はファイアーストップ材（木材）を取り付けます。